君にはさ、俺よりふさわしい人がいるよ…
そんなこと言わないで。私にはあなただけだよ!
と、いきなりドラマのワンシーンのような感じですけれど、今回取り上げるのはこの
「俺よりもっとふさわしい人がいる」っていう男について、です。
記事のタイトルでは「本気か嘘か」と書いてますが、正直言うと本気で言ってる人もいれば、「そんなことない!」って否定してほしいだけで言ってる男もいるんですよね~。
ちなみに僕は20代前半くらいまではたまに本気で言ってた(思ってた)んですが、今ではほとんど言わなくなりました。
ということで今回は僕が男性目線で
「俺よりもっといい人がいる」を言う時の男性心理で一番に考えて欲しい心理
言われたらなんて返事しておくのがいいの?
俺なんかで…という男の対処法と気を付けたほうがいいこと
これらのことを中心に僕自身の心境の変化も交えつつ、「俺よりもっといい人がいる」を言う男性心理を紹介します。
俺よりもっといい人がいる、という言葉は否定してもらいたくて言っている!
「俺よりもっといい人がいる」という言葉を彼が言う時、心の中ではこんなことを思ってたりします。
- 彼女(好きな人)の好意があるか確かめないと不安
- 自分に自信がなくて不安
- 「そんなことない!あなただけ!」って言って欲しい。(否定してほしい)
- 彼女に対する劣等感や不安感が大きく、これ以上関係を持って失望されるのが怖い
- 別れることを視野に入れているが、直接的な言い方で相手を傷つけないようにするための遠回しな断り文句
と、主にこれらの心理があるわけですが…。
僕は声を大にして言いたい!
とにかくこの「俺よりもっといい人がいる」って言ってる男は否定してもらうことを期待しているのです!
つまりこの中で一番抑えておいてほしい心理は「そんなことない!あなただけ!」って言って欲しいって心理なんです!
めんどくさいでしょ?でも本気で他にいい男がいるなんて全然思ってないから!
僕自身もそうなんですが、このセリフを吐くときってもう何かと自分に自信がないんですよ。
- 自分といることを後悔しないのか。
- こんな(カッコ悪いと自分では思ってる)自分でも受け入れてくれるのか。
- ちゃんと自分は相手を満足させられているのか。
もうぜーんぶ1つずつ確認したいくらい自信がないんです。
だけどもちろん全部確認しようとすると、それはそれで「こんなん一々確認しようとするのウザいよな…」ってそこでもまた自己嫌悪に陥ったりする(めんどくさい性格…w
でも何かやっぱり自分と一緒にいることを求めてくれてるような言葉を貰いたい。
相手の(女の子の)気持ちを確認したい。
その末に出てきた言葉が「自分よりも良い人がいるよ…」って自身の自虐をして、そしてその言葉を否定してもらいたい、ということなんですね。
こういう男性に対してちゃんと「そんなことない」と伝えればその後『良かった…』というどこか満足げな顔をします。
本当はね。
「自分よりも良い人がいる~…」なんて言葉を否定してもらわなくても、ちゃんと自分に自信を持って生きていくべきなんですけどね…。
頭ではわかっていてもなかなか出来ず…なんですよね。
でもとりあえず、「そんなことない!」って言って欲しい!って気持ちを知っておいてほしい!です!
なぜ僕は「俺よりもっといい人がいる」と割とマジで言ってたのか
「俺よりもっといい人がいる」というのは自分に自信がない心理から繋がってる、だから否定してほしい心理がある!と書いたのですが…。
もはや否定してほしいって気持ちを通り越して、「俺よりもっといい人がいる」って割と本気で言ってたり思ってたりすることもあります。
いくら自信がないっていっても、好きなら手放したくない気持ちもあるはずでしょ?なんで本気で言っちゃう時もあるの?
先ほどの「否定してほしい」は言うなれば「好きだからこそ、「あなただけ!」って言って欲しい」ってことですよね。
だから根っこの部分では付き合いたいんですよ。
でも本気で言ってるってことは「付き合いたくない」ってこと…?
いくら自信がないとはいえ、そこまで思うのか…?って感じですよね。
これはね。
付き合いたいって気持ち以上に、その女の子と一緒にいることの劣等感や他の男性に奪われちゃうんじゃないかって不安に耐えきれないって思っちゃうからなんです。
僕自身の劣等感や不安感に苛まれた時の話
僕自身「俺よりもっと…」と思っていたのは大学の時に同じサークルの女の子と付き合った時です。
人生で初めての彼女でもありました。
その女の子はサークルで一番の美人さん。
一方で僕はお世辞にも顔が良いとは言えない。
もうこの時点で僕が勝手に劣等感みたいなものを抱いてたんだよね…。
しかも大学生ってなんか凄そうな人がいっぱいいる(ように見える)じゃないですか。
- 「僕は人脈を広げるために昨日一流会社の人と会ってきたんだよ」とか。
- 「国際交流プログラムでグローバルのあーだこーだで意識高まるー」とか。
- 「なんちゃら経済学を専攻してビジネスコンテストに出て社長に褒められた」とか。
こういう凄そうなひとがたくさんいる。
一方で僕はサークルこそそれなりに頑張ってましたが、後は大学の図書館のバイトと野球観戦とゲームがほぼ中心な感じ。
金曜日の夜にツタヤで旧作のDVDを2本借りて見るのが習慣。
そんな意識高くない系大学生でした。
なので、ついついそういうイケてる大学生たちと僕自身を比べてしまうんですね。
そして顔が良かったり、なんかキラキラしてたり、将来的に大企業に行きそうな他の大学生を見ては「彼女にはこういう男性のほうがいいんじゃないか」と思っちゃったりしました。
自分の自信のなさ、劣等感から「俺よりもっと…」という言葉が出てきていたのです。
そしてその劣等感は「今は付き合えてもいずれどこかで自分よりほかの男性の方が良いって思われる」っていうバッドエンドまで想像してしまったりしてたんですよね。
そしてそのバッドエンドがいずれ来た時に傷つくくらいならもう予め自分から「俺よりもっといい人がいる」って言って距離をとったほうがいいのでは…って拗らせに繋がったりしたのです。
自分もそういう目で彼女を見ていた
すごく恥ずかしいことですが、僕が「周りの素敵な男に比べて俺なんかしょぼいから付き合うにふさわしくない」と劣等感を抱いているということは、裏を返せば僕自身も彼女を他の人と比べていたということになります。
だってもし僕が「彼女が美人じゃなくても美人でもどっちでもいい。誰かと比べるのではなく、彼女そっくりそのままが好き」という考え方をしていれば。
同じように「彼女は僕を誰かと比べて付き合ってるわけじゃない」という考えになるはずです。
でも僕はそう考えられなかった。
例えば僕は彼女を横に連れて歩いていて他の男性から羨ましがられることに快感を覚えたりもしていました。
だからこそ裏返しで僕が横にいるのって彼女には恥ずかしくないのかなって思っちゃってた、ということです。
こういうのも今振り返ればわかるのですが、当時は自覚してませんでした。
『本気でその人のことが好きなら「俺よりもっといい人がいる」なんて言わない』という意見は『正しい』が…
ここで改めて…。
本気でその人のことが好きなら、手放そうとは考えない。
だから「俺よりもっと…」なんて言うはずがない。
この「本気で好きならそうは言っても『俺よりもっと…』って言うはずがない」という意見、確かに正論っぽく聞こえます。
実は僕がこの記事を書こうと思ったそもそものきっかけはネット上のとあるところで、この意見を女性にアドバイスしてるのを見たからです。
それで「ちょっと違うなー…」ともやったので記事にしてるのです。
これ『正論』ですよ。
理屈の上で考えればその通りだとは思います。
だけど、これを言える男性ってすごく自分に自信があって、自信がない人のことを考えられないんじゃないのかな、って僕は感じちゃうのです…。
好きだからこそ自分が釣り合ってるかどうかって気になっちゃうんです。
本当はそもそも釣り合ってるかどうかなんて考えなくていいんだけど(今の僕は釣り合ってるかどうかなんて気にしてません。)。
でも自分に自信がない男性が恋愛してる時に『そもそも釣り合ってるとか考えなくていいんだ!』と自力で気づくのって難しいです。
だから好きとか好きじゃないとか関係ないんです。
「俺よりもっと…」って言葉を言う。否定してもらう。それで安心したい。
ただそれだけなんです。
それは確かに男側の弱さだし、いちいち否定してもらわなくても堂々としてる方がいいに決まってるけど…。
今そうなれてないからしゃあないんです。
言わなくなったのは恋愛は数値化して付き合うもんじゃないと気づいたから
と、昔は劣等感だらけで見栄っ張りな僕は「俺よりもっと…」的なことをよく思っていたわけです。
けれど今は「俺よりもっと…」的なことは言わなくなりました。
それは二つ理由があります。
一つは「ありのままの自分でいいんだ」って気づけたからですね。
まぁ実は「ありのままの自分でいい」って思えるのも割と最近のことだったりしますが。
例えば1年前だったらまだまだ見栄っ張りの自分がいました。
以前の僕は恋愛を数値化して考えていました。
顔が10点。
お金が5点。
性格が7点。…みたいな。
で、そんな風に数値化した僕と他の男を比べて劣等感を抱いてました。
勝手に人と比べて振り回されて。
でも今は違います。
そもそも恋愛ってそういう風にどっちが優れているかとか劣っているかを考えてするもんじゃないですよね。
『なんかよくわかんないけど全部ひっくるめてそっくりそのまま相手のことが好き』だから付き合うのが恋愛でしょう。
僕は僕ならではの魅力があって、その魅力を好きになってくれる人が大切な人。
自分ではない架空の「何者」かに無理矢理自分を合わせた所で自分が苦しいだけ。
それに気づいてからは恋愛も人生もだいぶ楽になりましたね。
俺なんかじゃ釣り合わない…っていじけて重い男になるのは嫌だ
もう一つ僕自身が「俺なんかじゃ釣り合わない…」みたいなことを言わなくなったのは、そういうことを言いまくる男って重くてしんどいだろうな…って思ったからですね。
たま~にいうには可愛いもんだけどさ。
あんまりしょっちゅう言われたら…ウザイじゃん?(笑)
実際こういうのって余裕がある時に聞いたら慰めたり安心できる言葉を言えるけど、余裕ない時に「俺なんてさ…」みたいなこと言われると「今それどころじゃねえんだよ!」みたいになりません?
なんか僕それで1回ちょっと恋愛的に失敗してて…。
っていうのもあって、もう自分を下げて相手の気持ちを引くのはやめようって思いました。
なので…。
逆に言うとこういう失敗経験だったり、いろんな人の話を聞いたり見たりして自分の価値観が変わっていかないと、なかなか「俺なんて…」みたいな発言を留められないかもしれないですね。
傷つけないようにするための遠回しな断り文句で言ってる?
でもシンプルにさ。付き合いたいとかじゃないんだけど、円満に断りたくてこういう「俺よりもっと~…」って言ってる場合とかってないの?
相手を傷つけたくないがために「俺よりもっと~…」って言っている…。
このパターンは「あるかないか」で言えば、もちろん可能性としては「ある」です。
でもね。
ぶっちゃけ男の感覚からすると、断る時ってもっと普通にわかりやすく「ごめん」的な感じで断るよなあ~…って思うんですよね。
さすがに男も「俺よりもっと~…」って言い方をするのは、ちょっと曖昧な言い方だな…っていうのはわかって言ってること多いです。
だから本当にちゃんと断る時は、もっと別のわかりやすい言い方・言葉を選ぶのが僕の中での『普通』な感覚なので…。
「断るため」っていうのは心理としては考えられます。
でもまずは「自信がなくて否定してほしい」などの気持ちがあることをメインで考えて…。
それでも彼が何度も「俺よりいい人が…」といって距離を取ろうとするなら、別れようとして言っている、って感じかと。
もっといい人がいるよって言葉の返し方は「そんなことない」でOKです
「俺よりもっといい人がいる」という男性の心理をあれこれと紹介してきました。
改めてもう一度おさらいしますね。
どんな心理にせよ返答としては「そんなことない」と言っておくのが無難で正解です。
何でかって言うと、「そんなことない!」って言っておいて、彼の方がそこで自信を回復してくればそれはそれでよし。
もしそれでも彼が自分の劣等感に負けちゃうなら、ちょっともうあなたではどうしようもない部分なので、また少し時間を置いてあげるとかして様子見すればいいですし…。
仮に断りたいって心理だとしても、「そんなことない」って言われて悪い気分にはならないですし、それでも断りたいのならもうしょうがない部分もあるので…。
結果、どの心理だとしても一度は「そんなことない!」って言葉をかけておけば、全部に対応できるんですよね。
ということで、優しく「そんなことないよ。私は他の人と比べてるんじゃなくて、あなたがあなただから好きなんだよ」と伝えてあげてくださいな。
その他にも…
私は○○君が一番だと思っているから一緒にいる!と前向きな気持ちを伝える
私だって「私なんかじゃもったいない!」って思ってるけど絶対離れたくないけど(笑)と自分の気持ちをさらけ出してみる
わかってないなー。○○君の良さは他の人には出せないものがあるんだよ。私には見えてるんだけどなあー、と自分だけが感じている魅力があると伝えてみる
などなど・・・。
こんな伝え方をしながら彼の気持ちを引き留めてみてください。
シンプルに「やだ!好きだから!」とかも効くけどね(笑)
逆に「わかった!じゃあほかに素敵な男いるからそっちにするよ!」ってあえて彼の発言に乗っかってみる…みたいなのはやめたほうがいいです。
逆にそうやって「わかった!」みたいなことを言うことで彼が焦って引き留めてくる…みたいなことを考える人もいるかもしれませんが、そんなのリスクが高いです。
これで本当にいじけちゃったらそれこそ取り戻すのめんどくさいですよ?
あえて突き放すことは今はしないほうがいいかと。
一旦はちゃんと否定してあげましょ。
まとめ:「自分よりも良い人がいる」彼が言ったら…
ということで今回の記事を改めてまとめると…
- 「俺よりもっといい人がいる」は基本的に自分に自信がなく、否定してもらうことで自信を取り戻したい、安心したい気持ちがある。
- 劣等感を抱きすぎると、一緒にいることそのものが辛く感じてしまって本気で言ってしまう時もある。
- 断り文句の一つの場合もあるが、可能性としては低めなのでメインの心理と思わないほうがいい。
- どんな心理でもまずは「そんなことない!」と否定してあげるのが良い感じ
こんな感じ!
ちょーっとね。
こういうことを言ってくる男性ってめんどくさい部分もあるとは思うのですけれど(笑)
でも彼の心理としては自分に自信がないってことが根っこにあって、そこから発せられてる言葉なので…。
まずはその気持ちを受け止めつつ、否定してあげる所から様子を見てあげて欲しいな~と。
一男性としては思うのであります(笑)
無事、彼と良き展開になっていきますように♪
彼の分かりにくい行動から脈ありや脈なしの心理を掴むのって大変ですよね。
脈ありなのかな…。脈なしなのかな…。このままアプローチしてみてもいいのかな…。
今回ご紹介したような心理を勉強したり、自分で彼の心理をあれこれと考えたり。
それってとても大事なことではあるんですけど、でも考えても答えが見えない時ってありますよね。
僕も自分自身の恋愛で考えて悩んでそれでも答えが出なかった時があるんですね。
次何をすればいいか全くわかんなくなった時が。
そんなとき、僕がどのようにして答えを見つけたのか。
それは今回紹介したような心理を自分で考えるのとは全く別のアプローチでした。
ちょっと裏技っぽい方法ではありますが…。
とにかく今すぐに彼の気持ちに気づくためのきっかけを手に入れたいのであれば、使ってみる価値はありますよ。
次の記事にて紹介していますので、ぜひご覧ください。