と、いきなりドラマのワンシーンのような感じですけれど、今回取り上げるのはこの
「俺よりもっとふさわしい人がいる」です。
記事のタイトルでは「本気か嘘か」と書いてますが、正直言うと本気で言ってる人もいれば、上のやり取りのように「否定してほしいだけ」で言ってる人もいます。
ちなみに僕は20代前半くらいまではたまに本気で言ってた(思ってた)んですが、今では言わなくなりました。
僕の心境の変化も交えつつ、「俺よりもっといい人がいる」を言う男性心理を紹介します。
俺よりもっといい人がいる、という言葉を否定してもらいたくて言っている人
まず「俺よりもっといい人がいる」を本気で言ってない人の心理を解説します。
先ほどちょろっと言いましたが、これはただ単に「そんなことない」と否定してもらいたいだけです。
こういう男性は「そんなことない」と伝えればその後『ふふん。そうだろうね』という満足げな顔をします。
そしてその後イチャイチャする流れになるだけです。
はいはい、どうぞらぶらぶになってなさい、っていう感じですね。
なぜ僕は「俺よりもっといい人がいる」と割とマジで言ってたのか
僕は「俺よりもっといい人がいる」って割と本気で言ってたり思ってたりしたことがあります。
好きで手放したくないはずなのになぜそんなことを言うのか、といえばそれは自分に自信がなかったからです。
特に「俺よりもっと…」と思っていたのは大学の時に同じサークルの女の子と付き合った時です。
人生で初めての彼女でもありました。
その女の子はサークルで一番の美人さん。
一方で僕はお世辞にも顔が良いとは言えない。
もうこの時点で劣等感みたいなのがありました。
さらに大学生ってなんか凄そうな人がいっぱいいる(ように見える)じゃないですか。
「僕は人脈を広げるために昨日一流会社の人と会ってきたんだよ」とか。
「国際交流プログラムでグローバルのあーだこーだで意識高まるー」とか。
「なんちゃら経済学を専攻してビジネスコンテストに出て社長に褒められた」とか。
一方で僕はサークルこそそれなりに頑張ってましたが、後は大学の図書館のバイトと野球観戦とゲームがほぼ中心な感じ。
金曜日の夜にツタヤで旧作のDVDを2本借りて見るのが習慣。
そんな意識高くない系大学生でした。
なので、ついついそういうイケてる大学生たちと僕自身を比べてしまうんですね。
そして顔が良かったり、なんかキラキラしてたり、将来的に大企業に行きそうな他の大学生を見ては「彼女にはこういう男性のほうがいいんじゃないか」と思っちゃったりしました。
自分の自信のなさ、劣等感から「俺よりもっと…」という言葉が出てきていたのです。
自分もそういう目で彼女を見ていた
すごく恥ずかしいことですが、僕が「周りの素敵な男に比べて俺なんかしょぼいから付き合うにふさわしくない」と劣等感を抱いているということは、裏を返せば僕自身も彼女を他の人と比べていたということになります。
だってもし僕が「彼女が美人じゃなくても美人でもどっちでもいい。誰かと比べるのではなく、彼女そっくりそのままが好き」という考え方をしていれば。
同じように「彼女は僕を誰かと比べて付き合ってるわけじゃない」という考えになるはずです。
でも僕はそう考えられなかった。
例えば僕は彼女を横に連れて歩いていて他の男性から羨ましがられることに快感を覚えたりもしていました。
だからこそ裏返しで僕が横にいるのって彼女には恥ずかしくないのかなって思っちゃってた、ということです。
こういうのも今振り返ればわかるのですが、当時は自覚してませんでした。
『本気でその人のことが好きなら「俺よりもっといい人がいる」なんて言わない』という意見は『正しい』が…
こんな意見があります。
本気でその人のことが好きなら、手放そうとは考えない。
だから「俺よりもっと…」なんて言うはずがない。
実は僕がこの記事を書こうと思ったそもそものきっかけはこの意見を女性にアドバイスしてるのを見たからです。
それで「ちょっと違うなー…」ともやったので記事にしてるのです。
これ『正論』ですよ。
だけど、これを言える男性ってすごく自分に自信があって、自信がない人のことを考えられないんじゃないのかな、って僕は感じちゃいます。
好きだからこそ自分が釣り合ってるかどうかって気になっちゃうんです。
本当はそもそも釣り合ってるかどうかなんて考えなくていいんだけど(今の僕は釣り合ってるかどうかなんて気にしてません。)。
でも自分に自信がない男性が恋愛してる時に『そもそも釣り合ってるとか考えなくていいんだ!』と自力で気づくのって難しいです。
好きでも「俺よりもっと…」は言っちゃいます。
言わなくなったのは恋愛は数値化して付き合うもんじゃないと気づいたから
と、昔は劣等感だらけで見栄っ張りな僕は「俺よりもっと…」的なことをよく思っていたわけです。
けれど今は「俺よりもっと…」的なことは思わなくなりました。
それは「ありのままの自分でいいんだ」って気づけたからですね。
まぁ実は「ありのままの自分でいい」って思えるのも割と最近のことだったりしますが。
例えば1年前だったらまだまだ見栄っ張りの自分がいました。
自分の恋愛観が変わったきっかけについてはここでは話がそれてしまうので別記事にて。
(後日アップしますね。)
以前の僕は恋愛を数値化して考えていました。
顔が10点。
お金が5点。
性格が7点。…みたいな。
で、そんな風に数値化した僕と他の男を比べて劣等感を抱いてました。
勝手に人と比べて振り回されて。
でも今は違います。
そもそも恋愛ってそういう風にどっちが優れているかとか劣っているかを考えてするもんじゃないですよね。
『なんかよくわかんないけど全部ひっくるめてそっくりそのまま相手のことが好き』だから付き合うのが恋愛でしょう。
僕は僕ならではの魅力があって、その魅力を好きになってくれる人が大切な人。
自分ではない架空の「何者」かに無理矢理自分を合わせた所で自分が苦しいだけ。
それに気づいてからは恋愛も人生もだいぶ楽になりましたね。
最後に:とりあえず返しは「そんなことない」でOKです
「俺よりもっといい人がいる」という男性の心理をあれこれと紹介してきました。
ただどんな心理にせよ返答としては「そんなことない」と言っておけば大丈夫です。
ただイチャイチャしたいだけだとしても、あるいは自分に自信がないから言ってるとしても。
「そんなことない」と否定してあげれば、彼の心は満たされます。
優しく「そんなことないよ。私は他の人と比べてるんじゃなくて、あなたがあなただから好きなんだよ」と伝えてあげてくださいな。
彼の分かりにくい行動から脈ありや脈なしの心理を掴むのって大変ですよね。
脈ありなのかな…。脈なしなのかな…。このままアプローチしてみてもいいのかな…。
今回ご紹介したような心理を勉強したり、自分で彼の心理をあれこれと考えたり。
それってとても大事なことではあるんですけど、でも考えても答えが見えない時ってありますよね。
僕も自分自身の恋愛で考えて悩んでそれでも答えが出なかった時があるんですね。
次何をすればいいか全くわかんなくなった時が。
そんなとき、僕がどのようにして答えを見つけたのか。
それは今回紹介したような心理を自分で考えるのとは全く別のアプローチでした。
ちょっと裏技っぽい方法ではありますが…。
とにかく今すぐに彼の気持ちに気づくためのきっかけを手に入れたいのであれば、使ってみる価値はありますよ。
次の記事にて紹介していますので、ぜひご覧ください。