彼に嫌われたくない、って思うと自分の弱い部分を隠したくなっちゃいますよね。
自分が劣等感を感じている所とかしょぼい所を見られたら相手に嫌われる、と思うとどうしても素の自分を出せなくなります。
でも本当は好きって「その人のこと全部丸ごと」好きなんですよね。
というか丸ごと好きになってくれる人と付き合うのが幸せで、自分を偽らないと成り立たない恋愛ってしんどいです。
先日こんなツイートをしました。
彼はあなたの欠点もまるごと好きになってるんだよ。
信じられないかもしれないけど、さ。僕も彼女と初めて一緒にお泊りしたときに怪獣のようないびきを聞いて、めちゃくちゃ愛しいと思った。
んぐおおおお!っていびきをずっと聞いてたいと思った。全部まるごと好きなのです。
隠さなくてヨシ!— ぽらる@恋愛ブロガー (@polarkoijyo) December 27, 2019
今回はこのツイートの時の気持ちを振り返りながら、好きになる時は丸ごと全部好きだから自信もっていこ!って話をします。
僕が彼女の豪快ないびきを聞いてキュンとした理由
ツイートでは”彼女”という表現にしてますが、正確に言うと元カノであり初カノのことですね。
僕が大学2年生の時です。
大学の先輩だったので付き合ってもまだなかなか敬語が抜けない。
そんなウブな感じでした。
で、初めてのお泊りです。
僕にとっては女の子の家に泊まるのも初めて。
これまでであれば大学で会って「じゃあね」でお別れしてたのが、今日は「じゃあね」がない。
それがすごく不思議なことでもあり、自分だけが認められた感がして身震いするくらい嬉しかったですね。
ちなみに一応言っておきますと、お泊りといえどリアルに寝ただけです。sleepの方の寝たです。
初めての彼女に初めてのお泊りで一線を超える度胸はなかなか僕にはなかったもので(笑)
で、まぁ一緒のベッドに入りまして
「先に寝なよ~」
「いや、俺が寝顔見たいから先に寝て」
なんて今書いてても顔から火が出そうなやり取りをしているうち彼女が眠りに落ちました。
お、おっさんがいる!?
「あぁやっぱり可愛い彼女は寝顔まで可愛いなあ」ってひとしきり眺めて僕も寝ようとしたとき。
かすかに彼女の方から寝息のようなものが聞こえてきました。
「くーっ、くーっ…」
ああ、寝息立ててる。
可愛いなあ。彼女の寝息を聞いたのは僕だけなんだなあ。
そう、優越感に浸りながらまた目を閉じました。
しかしここからが彼女の本領発揮でした。
「くおおーっ、くおおーっ…」
あれ、なんか寝息が大きくなってきたなあ。
「くがおーっ、くがおーっ…」
ん、がおー?
「んぐおお!んぐおお!」
お、おっさんがいる!?
僕は父親もいびきをよくする人で結構昔からいびきを聞いてました。
彼女のいびきは音量こそ父親よりは低かったですが、出てくる「んぐおお」はまさにおっさんでした(笑)
どんな一面を知れても嬉しい
この時僕はにやにやが止まりませんでした。
確かに彼女のいびきはいわゆる”女らしさ”みたいな所からはかけ離れているかもしれません。
でもそんなのどうでも良いんです。
むしろ女らしさ何てくそくらえです。
僕は彼女の新しい一面を知れたことが何よりも嬉しかったのです。
と、同時に僕も少しだけ肩の力が抜けました。
付き合うってこんな風にお互いの知らないことをどんどん教え合うことなんだな、って。
隠したいものもさらけ出していいんだな、って。
…とは言ってもなかなか性格って直らなくて、僕は付き合ってる間も結構自分を偽っちゃうことも多かったのですが。
でも最近「ありのままでいいんだ!」とやっと思えるようになったのは、彼女のいびきのおかげな部分もあります。
ダメな部分をアピールしなさい!ってことじゃないよ
念のため伝えておきますと、これはいわゆるモテテクとして「ダメな部分をもっと積極的にアピールして!」ってことじゃないです。
そうじゃなくて、ありのままでいる自分をあえて隠すことはないよ、ってこと。
相手が自分のダメな部分を知ったらがっかりされるんじゃないか、とか。
自分のこんな部分を知られたら嫌われる、とか。
そんなことはなくてむしろそういう一面を知れた方が親近感もわくし、もっと好きになります。
彼の好きそうな女のイメージに自分を当てはめる必要はないです。
あなたはあなたで十分魅力的。だからどんどん自分を出していきましょ。
教科書に載ってるようなモテ女になろうとするとハマる沼から抜け出そう
だから僕はちょっと低俗な恋愛本に書かれてるような”モテ女子””愛され女子”みたいなのは無理に目指さないほうがいいと思います。
もちろんそういう本を読んで自分磨きをするのはとても良いことでしょう。
何がきっかけであれ自分磨きや努力ってとても素敵です。
でもモテ女子にならないと彼に愛されない!って思うと沼にハマっちゃうことがあります。
本に載ってるモテ女子はキラキラと素敵でおしゃれです。
まさかおっさんのようないびきをするなんて思えないキラキラっぷりです。
で、そんなモテ女にならないと愛されないと思うと、自分の中のモテなさそうな要素は全部切り捨てたり偽ったりしてしまいます。
それ
です。
ぶっちゃけモテるために自分じゃない別の誰かになろうとなんてしなくていいです。
欠点のない人間なんてつまらないもん。
素敵だなと思う部分はもっと伸ばしていけばいいし、ダメだなと思う所も「これも私の魅力の一部!」と思って堂々と見せてあげればいい。
そしたらあなたの思う以上に男性って好意的な反応を見せますよ。
というかそれで嫌な顔するような奴なんかこっちから願い下げでしょう。
ああ、そういえば僕の彼女はよく寝坊して化粧が間に合わないとマスクをしてきたこともありました。
僕はそういう人間らしい所も大好きでした。
モテ女子要素は自分に都合の良い部分だけ取り入れましょう。
すぐには出来なくても少しずつ自分を受けいれていく
こんな風に言ってますが、実は僕自身めちゃくちゃ劣等感抱きまくりで、自分誤魔化しまくりでした(笑)
で、今回お伝えした彼女と付き合ってた時もなかなか『ありのままの自分で良い』っていう考え方になれなかったですしね。
考え方って少しずつ染み込んでいくものです。
僕の場合は本を読んだり、友達付き合いの中で自分が居心地いい相手は自分を誤魔化さなくていい相手と気づいたり、自分も含めて人によって人生がどんどん枝分かれするのを感じて別に正解は一つじゃないんだなって思ったり。
色んなきっかけがあって少しずつ自分を受容できるようになってきてますね。
ちなみに手前味噌ですが、もし何かきっかけが欲しい時は僕もお手伝いします。
僕は割と相手と話しながら元気出させるのが好きなので(笑)