店内に立ち込める湯気と香ばしい出汁の香り。
お客さんは一心不乱に目の前のどんぶりに食らいつく。
彼と私が店内に足を踏み入れると、大将が元気よく一言。
「へいらっしゃい!」
この大将の一声と同時に私の腹の虫も鳴く。
そうだ、今日は彼との初デートなのだ!
心置きなくニンニクマシマシ油凝ってりラーメンに食らいつくぞ!
…って、なんでやねーん!
さて、よく「初デートで○○ってあり得ない!」ってありますよね。
中でも初デートにラーメン屋はあり得ないというのはよく聞きます。
でも僕自身は初デートにラーメン屋に連れて行ったことがないので、本当にそんな男居るのか?って感じでした。
そんなある日…。
巡り合っちゃったんですよね、初デートにラーメン屋に連れて行った男が(笑)
僕としてはそんな男に会っちゃった以上はやはり「なんで?」を聞かずにはいられませんでした。
そしたら意外とピュアな恋心が隠れていたんですね。
ということで、今回は初デートにラーメン屋に連れて行くのは本当に脈なしなのか、ということについて真面目に書いていきますね。
初デートにラーメン屋に連れて行った彼は脈なしではなかった
???「本当に美味しいラーメンだから食べてみてほしかったんよね。評判もいいし、女性(客)も多いし…」
彼は僕にそう言いました。
そう、先ほど話に出した「初デートで女性をラーメン屋に連れて行った男」です。
彼が意気揚々と初デートの舞台に選んだラーメン屋は僕も知っているお店でした。
店内の雰囲気的にはお世辞にもデートにふさわしいとは言えないのですが(^^;
でも味は本当に美味しくて、普段外食であんまりラーメンを食べない僕もそこのラーメンはめちゃくちゃ好きです。
特に塩ラーメンはホントに絶品!
そして彼はその美味しいラーメンを食べれば連れて行った女性も「美味しいね!」と言って感動してくれるはず!と思って連れて行ったのです。
悪い奴じゃないでしょ?(笑)
そして一応彼の中では普段行ってる時に女性客がいるのを見たり、食べログの評判何かでも「女性にもおススメです!」という一文を見かけたために「これなら大丈夫!」と思って連れて行ったのです。
でも繰り返しますが、やっぱり初デートには似つかわしくないお店ではあるのです(笑)
ちなみにソイツはその女性とちゃんと今もお付き合いしています!
自分の得意分野に引っ張り込みたいのは不器用なカッコつけの心理
僕は彼の話を聞きながら、初デートにラーメン店に連れて行くのは男によくありがちな『不器用なカッコつけ』だと思いました。
いやね。
僕はラーメン店には連れて行かないですが、自分の趣味や好きなもの、得意な分野に近いデートプランを立てたくなる衝動ってめっちゃわかるんですよ。
例えば僕は野球が好きで、プロ野球観戦もちょいちょい行くんですね。
そしてプロ野球観戦しながらなら、多少「この選手はあーでこーで、この球場はこんな特徴で…」みたいな話ができると思うんです。
これ、初デートだったらラーメン以上に大爆死する可能性秘めてますよね(笑
野球に興味がない人にとっては3時間も同じ席で球投げたり球打ったりするおっさんたちを見るのは苦痛以外の何物でもないですから(笑
でも僕にとっては野球観戦は楽しい。
そしてこんな楽しい思いが出来るんなら、きっと彼女も楽しい思いをしてくれるし素敵なデートになるに違いない。
あわよくば「こんな野球知ってるなんてすごいね!」なんてポイントも稼げるかもしれない…。
自分をアピールすることに意識が奪われると『不器用なカッコつけ』が発動する
ね?
これ、確かに相手の気持ちは考えられていないんだけれど、でも相手を喜ばせようという気持ちと相手にアピールしたい気持ちはあるわけですよね。
ラーメン店も同じ。
こんな美味しいラーメンならきっと楽しいデートになるし、「こういう美味しいラーメン知ってる人ってすごい!」ってポイント稼げる、って思っちゃうんですよ。
これが男が落ちいりがちな『不器用なカッコつけ』の正体です。
自分を良く見せたい!という思いの方が強すぎて、相手の受け止め方まで考えられない状態だとこの『不器用なカッコつけ』は出てきやすいですね。
デート場所なんてどこでもいい派、俺といれば楽しいだろ?派、あえてラーメン派…。色んな流派も増えた
ただ、ラーメン屋に連れて行く心理としては他にも色んな心持ちの人がいます。
例えば、もうデートなんてラーメン屋だろうがマクドナルドだろうがどこでもいいでしょ、という一切こだわらない男。
「俺といれば別にどこだって楽しいだろ?」って自分から言っちゃう男。
あえて最初はしょぼいデート場所に行って「君が好きなのは俺かい?それとも豪華なお店に連れて行く俺のサイフかい?」とか筋違いな試しをする男。
まぁこれらの人はちょっと痛い感じですけど、でも全員脈なしかっていうとそういう訳ではなくて、ただ純粋にちょっとズレているというか、歪んでいるというか。
とにもかくにも脈なしではないんですよね。
こういった人たちはちょっと自分に酔ってる面もありますね(笑)
初デートにラーメン屋に連れていく男が本当に脈なしだった時に見せる態度
でもさ、ラーメン屋に連れて行くのはカッコつけじゃなくて、本当に脈なしな可能性もあるよね?
先ほども触れた通り、ラーメン屋さんに連れて行くのは『不器用なカッコつけ』であるのですが、確かに中にはただ雑なだけの人もいるかもしれません。
そんな時、彼が脈ありか脈なしかどう判断すればいいのか?
やっぱりラーメン屋さんという場所に連れていかれた以上、基本脈なしと考えるべきなのでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。
先ほど紹介した『不器用なカッコつけ』の心理を踏まえれば、注目ポイントが浮かび上がってきます。
その注目ポイントとは「顔色を窺ってくるかどうか」です。
もっと簡単に言えば「ね?美味しい?」って聞いてくるかどうか、ということ。
相手が自分の想い通りに喜んでくれるかが彼の中の成否基準だから…
彼としては美味しいラーメンを食べてもらえれば楽しいデートになるに違いない!って思ってるわけですよ。
だから連れて行った女性の感想というのは非常に気になる所な訳です。
彼の中ではラーメン屋に連れて行き、女性が「美味しい!」と答えればデート成功。
でも「うーん…」とイマイチな感じならデート失敗。
それなのに、相手の女性がどんな感想を抱くのか興味がない感じだったら…。
それは脈なしと言えるでしょうね。
ロクに会話もせずズルズル自分のペースで麺を食べて、食べてる最中も食べ終わった後もロクにラーメンについて何もしゃべらず終わる。
こんな感じだったらもうその男は残念賞ということで次行きましょう。
まとめ:初デートにラーメン屋に連れて行くのは脈なしか?のまとめ
最後に今回の記事をもう一度まとめると…
- 初デートにラーメン屋に連れて行くのはむしろ自分の好きなものや得意分野を見せつけたい『不器用なカッコつけ』
- 自分を見せることばかり考えて、相手の受け止めを考えられないのはちょっと残念だけど脈なしではない
- 脈あり判断はラーメン屋に連れて行かれたことではなく、その時に女性側が喜んでいるかを気にするかどうか。つまり『美味しいかどうか』を気にする様子があるか否か、ということ
初デートにラーメン屋に連れて行くのは、確かに『初デートの基準』的な考えからするとちょっとズレているかもしれません。
でも彼は彼なりに喜ばせようという気持ちはあるのです。
ただ自分基準で考えちゃって、相手の女性の反応を考えきれなかっただけ。
あまり早々に脈なしの判断を下さずにいてあげると、同じ男としては助かります(笑)
彼の分かりにくい行動から脈ありや脈なしの心理を掴むのって大変ですよね。
脈ありなのかな…。脈なしなのかな…。このままアプローチしてみてもいいのかな…。
今回ご紹介したような心理を勉強したり、自分で彼の心理をあれこれと考えたり。
それってとても大事なことではあるんですけど、でも考えても答えが見えない時ってありますよね。
僕も自分自身の恋愛で考えて悩んでそれでも答えが出なかった時があるんですね。
次何をすればいいか全くわかんなくなった時が。
そんなとき、僕がどのようにして答えを見つけたのか。
それは今回紹介したような心理を自分で考えるのとは全く別のアプローチでした。
ちょっと裏技っぽい方法ではありますが…。
とにかく今すぐに彼の気持ちに気づくためのきっかけを手に入れたいのであれば、使ってみる価値はありますよ。
次の記事にて紹介していますので、ぜひご覧ください。